■　第53回　安田記念　結果

　うっわー。やってしまいました。ちょっとローエングリンはしんどいかなぁとは思ってたんですが…
ま、そういう意味ではよく3着に来たのかな？圧勝か惨敗かと思ってたので…。きっちり「勝つ競馬」ができていたと思います。しっかり武豊、四位騎手に目標にされましたが…。アドマイヤマックスの武豊騎手は「勝った」と思ったんじゃないかな？そこにさすがのアグネスデジタルが強襲しました。

　終わってみれば、実績通りでこれで万馬券はおいしすぎる配当。しかし…アグネスデジタル陣営の弱気はなんだったんだろう？っていうより、陣営もまだよくこの馬がわかんないとこがあるのかもしれません。予想でも書きましたが前走の大敗は度外視とは思ってたんですが…さすがに本命に印を打つのは未知数すぎて無理でした。（笑）

　後はミスキャストが全然でしたねー。　やっぱりG１では足りないのかなー。 ＾＾；

　■　第53回　安田記念　予想

　絶好調のローエングリンが先行脚質ゆえにやや人気を落とし、骨折や休養していた実績馬が、大挙して挑んできた安田記念。叩き台のレースでどの馬もパッとせず、今回どこまで良化しているかがわからない。それゆえ混戦模様であるのだが、馬券購買欲も増してくる。

　力関係が微妙なところだが、本命にはあえてローエングリン。今回からAコース使用の東京コース。そう簡単に先行馬が潰れるとは考えにくい。確かに速い上がりを見せてはいないが、自ら速い流れを作ってそれに耐えてみせる能力はここでは抜けている。かえってスローペースにならない方がこの馬には向いてくるだけに、その厳しい流れに各馬が混乱しないかどうか。逆に言えば展開頼みの点はあるが、連は死守するとみる。

　対抗にはミスキャストを挙げる。本命ローエングリンが速い流れをつくりだせば、自分のレースをした馬に勝機が訪れる。マイル適性は十分だし、差す競馬も板についている良血。後は持ち時計がどこまでが限界かが勝負どころ。

　次いでミレミアムバイオ。前走は案外も実績およびそのマイル適性は秀逸。鞍上がマイル得意の福永騎手で変わり身を期待したい。ある程度前に位置する点も変える要素となる。うまく本命馬をマークできるかがカギ。

　テレグノシスは今回はかなり微妙。追って長い脚が使える点がこの馬の東京コースの良績の原因ではある。それゆえ、もちろん今回絶好の舞台ではあるのだが、相当速く仕掛けなければ今回は届きにくい。前走では33秒台の末脚を披露したものの、明らかにスローペースの恩恵を受けてきただけに、人気する今回は評価をさげたい。ただ、鞍上強化ゆえに、懸命に追われると勝負はわからなくなる。

　アグネスデジタルは実績では群を抜くものの、長い休養明けの後どうも陣営のテンションがあがらない。ただ前走の敗因に関しては、言い訳がきく。小回り短距離でかつペースが遅くてはどうしようもない。それだけに今回、果たしてどの程度通用するのかは全くわからないといっていい。その未知の魅力に一票投じてみたい。

　アドマイヤマックスも同様。武豊騎手はかなり手応えを感じており、相当仕上がりはいいとみていい。しかしいかんせん長期休養明け。そしてローテも本来、金鯱賞から宝塚記念という予定だった。それがここに出てきたのは自信か、不安か…。いずれにせよ不気味な雰囲気。

　馬券的に難しい所だが、ローエングリンの流し馬券が妥当。ただ、オッズがつくので、ミスキャストの流しも押えたいといったところだろうか。目移りするだろうが、ある程度の絞り込みは必須となる。なんせ荒れるレースだけに勝負しないなら、ある程度押える勇気も必要かも知れない。