予想本文
いくら休養明けとはいえ、普通に走ればアドマイヤドンが勝てるメンバー構成。アクシデントでもない限り、アドマイヤドンは連は確実と言えよう。問題はヒモ争いで、展開次第でどうとでもなるだけにそのあたりが予想を困難にさせる。ただ、例年の傾向通りなら、長い直線の東京コースではやはり差し馬が圧倒的に有利。人気を背負ったサイレントディールの実力は認めながらも、それゆえに本命馬アドマイヤにマークされるとみて、展開的にはサイレントをかわしたアドマイヤに襲いかかる差し馬を中心に考えたい。
アドマイヤのヒモ争いの中、その筆頭にはシャドウスケイプを挙げる。マイルの実績に乏しいが、南部杯の大敗は追い込み馬に不利な小回りコースだったと言い訳がきく。問題はペースがそれほど速くなるかどうかという点だが、追い込みに徹するという単純な戦法ゆえに逆に迷いが少ないともいえよう。
ノボトゥルーはもう8歳。年齢による衰えは否めないが、このメンバーなら鞍上と過去の実績からも無視はできない。安定した差し脚があるのも強みで、問題は距離といったところか。
ストロングブラッドは地方での好戦が目立ち、こういうタイプの馬はこのレースでは通用しない傾向がある。ただ中距離がこなせることと、ハイペースでも対応できる点を評価した。マイルは不得手だが、東京1600mという舞台で見直してみたい。
ユートピアは一時の不振から、持ち直した感のある前走の内容。先行脚質という点が引っかかるものの、本来ならこのメンバーでは十分に主力クラスのはず。無視するわけにはいかないだろう。
あと面白そうなのはスターリングローズ。前走だけではまだ見限れないところがあるだけに、今回人気を落とすようなら是非狙ってみたい。一発の怖さは十分秘めていると言えよう。
総評としては、完全にアドマイヤドンのヒモ争いとみるも、いかんせん休養明けだけに、一応予断は許されない。それでも仕上がりを見る限りでは不安点はなさそうで、この馬の頭は仕方がないところか。前述したように、サイレントディールが人気的に2番手候補なのだろうが、あえてここは外して勝負する。馬券的にはアドマイヤの馬連流し。対抗格以下は、オッズしだいで変えても良いような混戦。手が広げられるようならブルーコンコルド、タイムパラドックスらも注意が必要。
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