■　第9回　NHKマイルC　結果

うーん。シーキングザダイヤはどうしちゃったんでしょうか？まるで伸びを欠いていました。
確かにこれまでの戦績上、相手関係は今回ぐっと強化されたわけですが、それでも十分本命に足るレースぶりができると確信していたんですが…。

意外にもしかしたら…？って思っていたのはキングカメハメハの方でしたが、こちらは圧倒したレースぶりで強さをみせつけてくれました。

終わってみれば、キングカメハメハ、コスモサンビーム、メイショウボーラーと、中距離、既成主力勢力が上位を占めました。 これは次回のダービー、オークスにも適用されるかもしれませんね。

　■　第9回　NHKマイルC　予想

　皐月賞からの転戦組が目立つ今年のNHKマイルC。
過去、波乱も幾度かあるが、その要因になっているのが、東京開催へのコース変更と、トライアルNZTが短距離スピード馬が有利であったことが挙げられる。東京コースのマイル戦は極端な有利不利がなく、地力通りに決まる傾向がある。しかし、その要求される力は並のスピード馬では苦しく、相応のスタミナが必要になってくるだろう。
今年の前哨戦NZTは中山マイル戦だった。そのあたりがどう影響するかがカギになりそう。

　前走で素晴らしい能力を見せつけたシーキングザダイヤの本命は仕方がない。スピード一本調子の馬かと思ったが、鮮やかに差し切ったレースぶりでその不安は払拭。マイル戦に関しては相当の器と思われる。母は大本命で勝利したが、それに続くことができるかのみが焦点となりそう。

　キングカメハメハは中距離裏街道を地味に勝利してきた。忙しい流れの対応に若干の不安はあるものの、このレースにおいては短距離適正よりも中距離での適正が必要と思われるだけに、むしろ期待したい。安定したレースぶりをみせており、ここでも大敗はないと思われる。
　
　 皐月賞でも一応の形をみせたコスモサンビームを再評価したい。マイル戦に戻るということももちろんだが、厳しい流れでも確実に差し込める脚は驚異。粘っこい伸びが売りだが、鞍上が変わって新味が出るかもしれない。
　　
　 重賞初挑戦で大敗してしまったが、それだけではまだ評価を落とせないのがムーンシャイン。前走の走りが地力ではないのなら、変わり身はありそうで、不気味な雰囲気を持っている。
　
　 メイショウボーラーは本来この程度の評価に収まる器ではないと思うが、いかんせんその逃げ脚質がネックとなる。長い直線の東京で、目標にされては、スピードだけでは苦しい。ただ持っているスピードはGI級なだけに、他馬がマークを怠るようだと、あっという間に引き離す可能性も否定できない。
　
　 穴を求めるならフリーダムホークか。相手なりに走る勝負根性は見るべきものがある。前走でも５着とはいえ、0.2秒差。大きくは敗れなかった点は評価できる。人気を背負わないようなら、ねらい目。
　
　 馬券はシーキングからの流し。これ以外に勝負する手はちょっと難しい。ヒモに微妙なところだが、人気でも皐月賞組はやはり力上位と見る。ある程度の絞り込みは必要かもしれない。