■　第24回　ジャパンカップ　結果

　あまりにもあっさりとゼンノロブロイが勝ってしまった。これは楽勝といっていいでしょう。
シンボリクリスエスと同じ様なイメージがありますが、さて有馬記念はどうでしょうか。

　驚いたのは２着に入ったコスモバルク。
本当に勝負根性はオグリキャップ並みかも。
完全に負けの形だったのに、あそこから差し返すとは思いませんでした。
ルメール騎手はこれで株が上がりましたねぇ。

　３着のデルタブルースも立派でしょう。立ち遅れにより後方からの競馬だったが、よく突っ込んできた。
今後も期待できそうです。

　終わってみれば日本馬が上位を占める形で、外国馬はさんざん。
しかしジョッキーの方は外国人が占めており、今後日本は馬より人が頑張らなければなりませんね。

　■　第24回　ジャパンカップ　予想

　天皇賞・秋を快勝したゼンノロブロイが日本代表を務め、外国馬を迎えるジャパンカップ。それなりにG1馬が揃ってはいるのだが、こちらもJCダートと同様、やや寂しい感は否めない。古馬陣ではゼンノロブロイのみといえ、それに３歳馬と外国馬が挑む形となった。
　
　 とりあえず、マギレの少ない東京コースの2400ｍでは、やはりゼンノロブロイが一番安定感がある。時々あっさりと負けることも多いこの馬だが、この舞台設定なら大丈夫だろう。絶対の連軸候補筆頭は間違いない。
　
　 ゼンノロブロイに勝つことができる馬という面では、コスモバルクを置いて他にない。力は相当にあることは間違いないのだが、気がかりなのはその気性と先行脚質。ダンスインザムードを蘇らせたルメール騎手との手替わりで新味を見せるかが見どころにはなりそう。
　
　 ハーツクライの前走、菊花賞は度外視。もともと距離に不安があった上、完全に先行有利の流れになってはどうしようもない。それでも３馬身以内の７着に来たことはむしろ評価できるだろう。先行勢もそこそこ揃い、コスモバルクも引っかかってしまうような流れになればしめたもので、後方からの追い上げは可能だろう。
　
　 ハイヤーゲームも東京2400ｍならおもしろい。こちらの鞍上もデムーロ騎手に手替わりで、好勝負が期待できそう。さらにやはり菊花賞は度外視できるので、ハーツクライと同じおもしろさがある。
　
　 外国馬では日本で走る傾向のないサドラーズウェルズ産駒より、日本で実績のあるカーリアン産駒のウォーサンに注目したい。日本の高速馬場への対応は微妙ではあるが、各国を渡り歩き、それなりの成績を残していることから、他の外国馬より信頼がおける。正直、未知数な部分が多いが楽しみでもある。

【総評と馬券】　
　 東京2400ｍ向きなサンデーサイレンス産駒という、同じ様な馬ばかりが有力馬となった今回のレース。やはりその中では筆頭はゼンノロブロイだろう。後はコスモバルクと外国馬がどんなレースをみせるかが、今回の見どころになりそう。
　
　 馬券的にはゼンノロブロイから。ただ１着の可能性はそれほど高くないので、馬連勝負の流し馬券を推奨。