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 ■ 第55回 有馬記念 結果

2010年12月26日(日) / 中山 2500m 芝・右 内 / 晴・良
サラ系3歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量

 ■レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[1] 1  △ ヴィクトワールピサ 牡3 55 デムー  2:32.6  2
2[4] 7  ◎ ブエナビスタ    牝4 55 スミヨ  ハナ    1
3[6] 11     トゥザグローリー  牡3 55 ウィリ  クビ    14
4[7] 14     ペルーサ      牡3 55 安藤勝  3/4     3
5[2] 4     トーセンジョーダン 牡4 57 三 浦  1.1/2   7
6[3] 5  ○ ルーラーシップ   牡3 55 ルメー  クビ    6
7[5] 10  ▲ エイシンフラッシュ 牡3 55 内 田  アタマ  5
8[1] 2     ネヴァブション   牡7 57 後 藤  2.1/2   12
9[5] 9  X ダノンシャンティ  牡3 55 ベリー  1.1/2   10
10[2] 3     フォゲッタブル   牡4 57 岩 田  クビ    13
11[7] 13  X オウケンブルースリ 牡5 57 横山典  1/2     8
12[4] 8     メイショウベルーガ 牝5 55 蛯 名  クビ    9
13[6] 12  X ドリームジャーニー 牡6 57 池 添  アタマ  4
14[8] 15  △ レッドディザイア  牝4 55 四 位  1.1/4   11
15[8] 16     ジャミール     牡4 57 福 永  アタマ  15
−[3] 6     ローズキングダム  牡3 55 武 豊  取消
払戻金 単勝 1 840円
    複勝 1 200円 / 7 110円 / 11 1260円
    枠連 1−4 480円
    馬連 1−7 550円 / 馬単 1−7 1640円
    3連複 1−7−11 11610円 / 3連単 1−7−11 60770円
    ワイド 1−7 270円 / 1−11 5680円 / 7−11 2430円		

 感想と言い訳?! 

 先行にかなり有利な流れになったとはいえ、見事にヴィクトワールピサがハナ差を制し、グランプリホースとなりました。
ジョッキーの仕掛けも絶妙で追い技術もさすがでした。
一時はこの世代の実力に疑問を持っていた私ですが、ローズキングダムに続いての3歳馬の古馬G1勝利で疑う余地はなくなりましたね。

 2着には女王、ブエナビスタ。
さすがの貫禄です。敗れはしたものの本当に頭の下がる強さでした。
まだまだこの馬の時代は続きそうです。

 3着に波乱を起こしたトゥザグローリー。
前走だけではなんとも判断できなかったのですが、この馬もこれから伸びそうな3歳馬です。
フロック介在の余地のない展開でしたから、この結果は額面通りの実力と受け取っていいと思います。

…それにしても外国人ジョッキーばかりですね。(笑)



 ■ 第55回 有馬記念 予想

2010/12/26 3歳以上オープン 定量 指定 国際

馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 ヴィクトワールピサ 牡3 55.0 M.デムーロ
1 02   ネヴァブション 牡7 57.0 後藤 浩輝
2 03   フォゲッタブル 牡4 57.0 岩田 康誠
2 04   トーセンジョーダン 牡4 57.0 三浦 皇成
3 05 ルーラーシップ 牡3 55.0 C.ルメール
3 06 取消 ローズキングダム 牡3 55.0 武 豊
4 07 ブエナビスタ 牝4 55.0 C.スミヨン
4 08   メイショウベルーガ 牝5 55.0 蛯名 正義
5 09 × ダノンシャンティ 牡3 55.0 F.ベリー
5 10 エイシンフラッシュ 牡3 55.0 内田 博幸
6 11   トゥザグローリー 牡3 55.0 C.ウィリアムズ
6 12 × ドリームジャーニー 牡6 57.0 池添 謙一
7 13 × オウケンブルースリ 牡5 57.0 横山 典弘
7 14   ペルーサ 牡3 55.0 安藤 勝己
8 15 レッドディザイア 牝4 55.0 四位 洋文
8 16   ジャミール 牡4 57.0 福永 祐一
*騎手の赤字は乗り替わり

*間違いがあるかも知れませんので、馬券購入の際などは、
主催者側の発表にてご確認下さい。

施行コース
中山A 内2500m 芝・良見込み
小回りの5つのコーナー。
起用さが要求されるコースだが、距離があるだけに地力があればどうにかなる。

予想ペース
スローペース
行く馬が不在の状況。
内枠1もできれば、ハナは避けたいところか。

信頼度
【C】 ヒモ混戦
軸信頼も、ヒモ相手が接戦。
オッズ的に絞り込む必要もあり、意外に難易度は高い。

推奨馬券
3連単 
1着ながし:
07→06,10,15,01,12,13,09
(42点)

 予想本文 

 ローズキングダムが直前になり回避し、15頭になった今年のグランプリ。
メンバーを見渡して思うことは、生産のほとんどが社台ファームとノーザンファームだということ。
そして、グランプリらしく、名だたる名馬が揃ったが、特定の騎手が「お手馬」として乗り続けていることがないということ。
どれも時代の流れなのかもしれない。

 JCを完勝したブエナビスタ
しかし、あえなく降着になり、秋G1 3連覇ボーナスをふいにしてしまった。
G1での2度の降着は実にもったいないが、それでも海外レースも含め3着以下なしで実質歴代最強馬ともいえる素晴らしい成績。
なんといっても、この馬のよいところはずば抜けた瞬発力。
好位からあっという間に抜け出せる力があるからこそ、安定した成績につながる。
波乱の起きやすい小回り中山コースではあるが、一瞬で抜けるキレがあるだけに直線が短くてもそう問題ではない。
この馬を外すことは、アクシデントを期待することを意味するだけに、今更、逆らう意味も全くない。

 軸は不動としても、以降は非常に難しい。
今後の期待を込めてルーラーシップはどうか。
昨年は兄フォゲッタブルにも期待したが、今年は今ひとつ。
もちろんこの弟はまだまだ実績不足。
早くからクラシック候補と騒がれ、順調度を欠いてしまったが前走を完勝できたことで上げ潮ムード。
ローズキングダム、エイシンフラッシュ、ヴィクトワールピサ、ダノンシャンティ、ペルーサ、ヒルノダムール…
今年の3歳世代はとにかく粒揃いで、実力差も非常に接近している。
そしてこのルーラーシップもそれに加えることができる地力は十分にある良血馬。

 前走JC8着とはいえ、大混戦の中で着順ほど負けてはいないエイシンフラッシュをもう一度。
やはり、このレース後方待機馬は圧倒的に不利。
先行もできる自在性があることは大きな武器。
繰り返すが3歳世代の実力差は均衡している。
ならば、人気あるヴィクトワールピサやペルーサよりもこちらを狙いたい。

 同様に人気的にはレッドディザイアをこの扱いでいいのかと問いたくなる。
確かに海外帰りできついローテーション、しかも外枠。
買いの要素は非常に少ない。
だが、ここまで人気が落ちるなら話は別。
ブエナビスタには一歩譲るが常に接戦を演じ続け、海外でも決して大敗はしなかった。
厳しい戦いになるのは承知の上だが、それでもどうにかしてしまいそうだけに警戒が必要。

 有力馬がほとんど差し、追い込みという中で、ほとんど唯一の先行馬であるヴィクトワールピサ
ましてや内枠を引いたことでさらにやりやすくなった。
海外では振るわなかったが、国内でならその地力はトップクラス。
ただ、いかんせん人気もそれなりに絶大。
展開が向くのは事実だが、ハナを切る展開になると、逆に飲み込まれる怖さもある。

 昨年の覇者ドリームジャーニー
休養明けではあるが、グランプリだとやはり怖い。
小回りでもしっかりとした末脚が使える確かさがある。

 本来ならもっと評価を高くしていいオウケンブルースリ
ただ、追い込み馬がこのレースで好走するにはかなり厳しい。
実は近年追い込み馬がからんでもいるのだが、今年のメンバー構成ならそれもなさそう。
ただ、鞍上が横山典ジョッキーに変わっただけに、外すこともできない。

 後一頭、どうしても切りきれなかった馬にダノンシャンティ
骨折明けはわかってはいるが、仕上がり具合がよさそう。
大きな馬体重増減がなければ、押さえておきたい。

【馬券と総評】
軸不動のブエナビスタとはいえ、実は群を抜いた地力というわけではない。
1、2着への信頼感が群を抜いているという見方。
現にナカヤマフェスタやドリームジャーニーなどに不覚をとったこともある。
つまり、東京コースならともかく、中山なら他馬が出し抜く可能性も否定できない。
そのため、3連単の場合、2着の場合のオッズが気になるが、正直手を広げすぎるのは得策ではない。
3着はほぼないだろうと考え、1・2着までを想定しておきたい。

 ただ、買い方は実に多彩なパターンが検討できる情勢。
しかも、おそらく配当はそれほど期待できない。
一応ここでは3連単、ブエナの1着ながしを推奨とする。
これを基本線として、本線となるところ数点を厚めに買い増ししておきたい。


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