■　第36回　高松宮記念　結果

　ゲートが開いて数秒で、私のレースは終わりました。シクシクｗ
同じ競馬をまた繰り返したシンボリグラン。出遅れではないが、出足が全くつきませんでした。
タマモホットプレイも同様、あの位置では競馬にすらなりません。

　びっくりするくらい人気していたので、嫌った先行勢がそのまんまの上位争い。
勝ったのはオレハマッテルゼ。切れる脚はないが、持続力ある先行力がこのレースで大きな武器になってくれました。
キングヘイローだけでなく、姉のエガオヲミセテも思い出す、感動レースを演出してくれました。柴田善騎手も本当に久しぶりのG1制覇でなによりです。

　ラインクラフトもさすがの貫禄。ペースについていければ好勝負とみていただけに、格好の流れになったか。
シーイズトウショウも同じくこの流れを活かして3着。さらに後続をうまく蓋をした感じになりました。

　その点、ネイティブハートの上位結果は見事。もう少しがんばれそうで、うれしかったです。

　■　第36回　高松宮記念　予想

2006/3/26　４歳以上オープン　定量　指定　国際

　傑出馬がいない最近の短距離戦線。このレースもこれといった実力馬不在の混戦模様。さらに小回り平坦の中京1200ｍの施行条件。その上参考すべきトライアルレースも、CBC賞は同条件にもかかわらずこのレースに直結しない上に、結果もほとんど差のない大接戦だったため、勝利も敗北も参考にならない。また阪急杯は重馬場で、かつ、松永騎手お疲れさまムード。展開も一応は差し馬有利とはいえ、ガンガンに行く逃げ馬も不在で、先行勢にも注意は必要。これでは予想のしようがなく、どの馬にもチャンスがあるが、反面わずかなミスが命取りになる大接戦が予想される。

　一応はシンボリグランが主役になりそう。４歳勢全滅状態の中、非常に安定した成績を残した。やはり期待感は大きく、中京コースも好相性。鞍上も信頼できるので、３連単、馬連ともに主軸に置くに十分だろう。

　本来ならこの馬が１番人気を張らなければならないマルカキセキ。どうにもちぐはぐな結果が続くが、言い訳は効く敗戦。良馬場が見込める状態なので、内枠に入ってしまったのは微妙ではあるが、ここをスムーズに捌ければ勝利の可能性は十分にある。オッズ的にも旨味があり、後はできるだけ早い流れを望むのみ。

　実績なら断然のラインクラフト。前走は引っかかったとはいえ、不可解な敗戦。初の1200ｍ戦、急遽出走による追い不足も否めない状況で、強気になれる材料に乏しいが、それでもこのメンバーなら圧勝してもそれほど不思議ではない。気性的な部分もこの距離なら心配する必要もないだろう。

　リミットレスビッドは６ハロン戦なら、芝、ダートは問わない。高齢の上、時計的な部分では不安もあるが、まだまだ勝負になる。

　コパノフウジンも好調。あまり早い流れは厳しそうだが、そこまで早くはならない可能性は高く、この安定感は3連単候補には十分な資格を持つ。

　タマモホットプレイはあきらかに道悪苦手だが、幸い当日は良馬場予想。比較的前に位置していても繰り出せる33秒台の末脚は大きな武器になる。

　マイルの常連、オレハマッテルゼ、持ち時計は最高のシーイズトウショウの2頭の先行馬。どちらも今ひとつパンチ力に欠ける状況で、なかなか快勝に恵まれないが、地力は十分にあるので、警戒は必要。

【馬券と総評】
　 メンバー弱小とはいえ、出遅れたら即死のスリリングな状況で、見応えはありそうな一戦。いまひとつペースが読みにくいが、やはり短距離G1、それも中京コースとなれば各馬の仕掛けもはやく、先行馬には苦しい展開。仕掛けのタイミングによって大きく着順は変わってきそう。それでも中心はシンボリグランになる。人気は背負うだろうが、他に信頼できる軸馬も不在。馬連、3連単ともシンボリグラン流し。３連単は1頭軸マルチが妥当か。馬連や３連単２頭軸なら、印はつけなかったが、ギャラントアロー、ゴールデンキャストあたりも穴で一考。