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 ■ 第67回 オークス 結果

2006年5月21日(日) / 2400m 芝・左 / 晴・良
サラ系3歳 / 牝(指定) / オープン / 定量

 ■レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[5] 9  × カワカミプリンセス 牝3 55 本 田  2:26.2 3
2[1] 2  ○ フサイチパンドラ  牝3 55 福 永  3/4   5
3[5] 10  △ アサヒライジング  牝3 55 柴田善  クビ  7
4[7] 13  ◎ アドマイヤキッス  牝3 55 武 豊  1.1/4  1
5[3] 5     ニシノフジムスメ  牝3 55 藤 田  1   6
6[8] 17  ▲ キストゥヘヴン   牝3 55 安 藤  3/4   2
7[7] 15     シェルズレイ    牝3 55 岩 田  アタマ 11
8[8] 16     マイネジャーダ   牝3 55 四 位  1.1/2  18
9[1] 1  × ブルーメンブラット 牝3 55 川 島  ハナ  8
10[4] 8     シークレットコード 牝3 55 ボ ス  2.1/2  13
11[6] 11     テイエムプリキュア 牝3 55 熊 沢  ハナ  10
12[6] 12     キープユアスマイル 牝3 55 田中勝  5   14
13[8] 18  × ヤマトマリオン   牝3 55 菊 沢  4   9
14[2] 3     アクロスザヘイブン 牝3 55 小 野  5   15
15[4] 7     ユメノオーラ    牝3 55 渡 辺  1   17
16[7] 14     ブロンコーネ    牝3 55 吉田豊  1.1/4  12
17[2] 4     ヤマニンファビュル 牝3 55 石橋守  大差  16
−[3] 6  × コイウタ      牝3 55 横山典  競走中止4
払戻金 単勝 9 670円
    複勝 9 280円 / 2 500円 / 10 560円
    枠連 1−5 1830円
    馬連 2−9 4180円 / 馬単 9−2 8220円
    3連複 2−9−10 33430円 / 3連単  9−2−10 164300円
    ワイド 2−9 1800円 / 9−10 2250円 / 2−10 3370円

 感想と言い訳?! 

 ヤマニンファビュルの思わぬ大逃げで、予想以上のハイペースの消耗戦になりました。
地力がモロに出る展開で、そこで勝利したカワカミプリンセスの力は本物でしょう。
それまでの力を持てあます乱暴な競馬がウソのような横綱相撲で勝利。
文句のつけようがありません。

 気性が懸念されたフサイチパンドラは速い流れで競馬がしやすくなりました。
そこさえクリアできれば、この結果は驚くに価しません。

 アサヒライジングもさすがの競馬。あの展開でもあわやのシーン。直線での頑張りには凄みがありました。
逆にアドマイヤキッスは限界を見せた感もあります。直線ふさがれた若干の不利はあったものの、末脚には時計以上の脚は使えないようです。後は出遅れたニシノフジムスメが強いところをみせてくれました。

 直前、カワカミプリンセスがものすごくよく見えたので、慌てて買い足したのですが、その分フサイチパンドラを軽視してしまいました。なんとか3連単ボックスで押さえておりましたが、1,2番人気が飛ぶと、この結果でも結構つきますねぇ…。



 ■ 第67回 オークス 予想

2006/5/21 3歳牝馬オープン 55キロ 指定

馬名 性齢 斤量 騎手
1 1 × ブルーメンブラット 牝3 55.0 川島信二
1 2 フサイチパンドラ 牝3 55.0 福永祐一
2 3   アクロスザヘイブン 牝3 55.0 小野次郎
2 4   ヤマニンファビュル 牝3 55.0 石橋守
3 5   ニシノフジムスメ 牝3 55.0 藤田伸二
3 6 × コイウタ 牝3 55.0 横山典弘
4 7   ユメノオーラ 牝3 55.0 渡辺薫彦
4 8   シークレットコード 牝3 55.0 ボス
5 9 × カワカミプリンセス 牝3 55.0 本田優
5 10 アサヒライジング 牝3 55.0 柴田善臣
6 11   テイエムプリキュア 牝3 55.0 熊沢重文
6 12   キープユアスマイル 牝3 55.0 田中勝春
7 13 アドマイヤキッス 牝3 55.0 武豊
7 14   ブロンコーネ 牝3 55.0 吉田豊
7 15   シェルズレイ 牝3 55.0 岩田康誠
8 16   マイネジャーダ 牝3 55.0 四位洋文
8 17 キストゥヘヴン 牝3 55.0 安藤勝己
8 18 × ヤマトマリオン 牝3 55.0 菊沢隆徳
*騎手の赤字は乗り替わり

*間違いがあるかも知れませんので、馬券購入の際などは、
主催者側の発表にてご確認下さい。

施行コース
東京 2400m 芝・稍重見込み
前日までの天気の影響が微妙。 そろそろ荒れてきた馬場状況と距離延長。波乱要素もないとはいえない。

予想ペース
ミドルペース
桜花賞では予想ほどではないとはいえ、ハイペース。今回はそれよりも格段に落ち着いた流れ。

信頼度
【C】 伏兵警戒
上位陣が混戦の上、条件が大きく変わるだけに、思わぬ波乱も。

推奨馬券
馬連 流し
13→2、17、10、6、1、18、9
3連単 2頭軸マルチ
13=2→17、10、6、1、18、9
13=17→2、10、6、1、18、9

 予想本文 

 厳しい流れとなり、G1らしいハイレベルな戦いとなった桜花賞。トライアルから別路線組も参戦するが、ひとまず桜花賞組が主力を形成することになる。例年一気の距離延長が懸念されるこのレースではあるが、結果的には桜花賞組が連対してくるのが過去の傾向。そこに紛れ込んでくる長距離、スローペース適性のある馬をいかに拾うかがポイント。

 主軸にはアドマイヤキッス。前走は2着に敗れたとはいえ、主役らしい堂々とした自分の競馬をこなした。十分に力があるこは証明できた点は大きな収穫。過去、桜花賞2着馬のオークスでの巻き返しは何度も目にした光景。ダンスパートナーやシーザリオまでのスケールにはまだ及ばないが、ここを勝利することでその可能性は広がってくる。

 フサイチパンドラの巻き返しが気にかかる。桜花賞では入れ込み激しく、まるで競馬にならなかった。もちろん距離が伸びる今回、その弱点は致命的といえる。しかし持っている能力はかなりのものとみているだけに、鞍上が変わって新味がでそう。速い流れ向きの馬なので、淀みなくペースが上がって皆が脚を使う展開が望まれる。

 桜花賞馬、キストゥヘヴンは若干前走は展開がはまった感もある。それでもアドマイヤキッスを差しきるのだから能力に間違いはないだろう。今回はある程度マークされる立場で、自らレースを作っていかねばならない。いくら東京コースとはいえ、あまり後方だと、届かないケースもありうるだけに鞍上の手腕が頼りとなりそう。

 おもしろいのはアサヒライジング。桜花賞でのあの展開で5着に粘ったのは相当な地力。楽に逃げれば恐い存在になる。アドマイヤキッスとキストゥヘヴンが互いに牽制しあう展開になれば、直線の長いコースだが、入着争い圏内になる。

 桜花賞で本命に推したコイウタだが、この距離は少し厳しいか。だが、先行馬ではないので、道中うまく脚を貯めれば十分に差し込んでこれるだけの力はある。ただ、桜花賞の1、2着馬には完敗の印象もあるので、この2頭に先着できるかという点が評価を下げざるを得なかった。

 別路線組ではブルーメンブラッド。中距離を意識したローテーションで安定した成績。特に前走では格の違いを見せつける結果で、条件馬に留まる馬ではなさそう。

 ヤマトマリオンはこの距離での期待感で人気を集めるだろう。前走は人気薄ながら勝ちっぷりは見事。間違いなくこの距離はベスト距離で、好走条件を満たしている。

 無敗の3連勝馬カワカミプリンセス。勝ちっぷりがとにかく派手で、力は並ではない。今回真価を問われることになるが、そう無様な競馬はしないはず。人気を得そうなので、低評価にはしたが、どこまで通用するかは楽しみ。

【馬券と総評】
  ひとまずアドマイヤキッスが最も信頼できる。馬連、3連単とも軸として申し分はない。ただ、それほど圧倒して能力が抜けているとも思えない混戦模様なので、馬連はボックスも押さえに検討してもよいかもしれない。
  3連単はアドマイヤ流しでよいだろうが、相手は微妙。フサイチとの2着マルチ流しに加え、オッズ次第ではあるが、無難にキストゥヘヴンも押さえに加えておきたいところ。


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