予想本文
東京コースでの5週連続G1も今回で終わり。これまでマイル戦だけでも、NHKマイルC、ヴィクトリアマイルと行われたが、いずれも逃げ馬は潰れたもの先行馬が残る展開。マイル戦では珍しい傾向だが、今回のレースも同じような流れが推測される。
本命には今度こその意気込みを買ってのダイワメジャー。東京コースではまるで実績がないが、目下の充実ぶりは目覚ましい。好位からどっしり構えられる点も大きく、追える騎手を配し、大崩れはない安定感を信頼したい。
昨年のこのレースの勝ち馬アサクサデンエン。前走の海外遠征からどこまで回復があるかがカギとなるが、順調ならマイルでは相当の能力の持ち主。前走の大敗もあれだけの不利なら、それほど気にならない。馬体重等に大きな変動がなければ、昨年の再現も十分にありうるだろう。
少し穴っぽいが、インセンティブガイの前走には見どころがあった。時計的な限界を持っている点が気になる所ではあるが、今回はそう速いタイムが出るようでもなく、自分の競馬ができれば、オッズ的にも旨味十分。
スプリント路線に変更し、勢いついたオレハマッテルゼ。前哨戦も危なげなく勝利し、余勢を駆っての出場。マイル戦ではいまひとつパンチに欠ける点は否めないが、今の充実ぶりならあっさりの場面も。
牡馬に混じるとさすがに一歩譲らざるを得ないダンスインザムードだが、マイルでの競馬巧者ぶりは周知の事実。ここでも十分圏内に考慮する必要がある。
今回は追い込み馬に魅力ある馬が揃ったが、相対的には苦戦が想定される。その中では距離が伸びてのグレイトジャーニーとやはり手替わりが恐ろしい稀代の東京巧者テレグノシスを注意。
【馬券と総評】
確たる本命馬不在で外国馬も混じり、大混戦が予想される。どの馬にもチャンスがあり、外国馬も含め印が回らなかった馬にも警戒は必要。極端に速い流れはないと見て、比較的先行馬を中心に据える。馬連はダイワメジャーから、余裕があれば手広く広げたい。3連単は難解だが、ダイワメジャーから数頭の2軸マルチが妥当か。こちらも余裕があれば手広く。
|