■　第40回　スプリンターズS　結果

　決して速くもないが、遅くもなかったぺースの中、テイクオーバーターゲットが力でねじ伏せました。
前走とは一転、自ら動いて早め先頭で、そのまま押し切ってしまうのだから、やはり力上位とのことでしょう。

　メイショウボーラーはここにきてようやく地力を見せつけた格好。鞍上の好騎乗もあったが、直線の坂であれだけ頑張れるのはG1ホースの底力か。嫌な予感はありましたが、さすがに予想外でした。

　予想外といえば、波乱を演出したタガノバスティーユ。うまく内を回ってスルスルと抜け出した。
展開が向いたとはいえ、なかなかできないことです。おかげでエライ目にあいました。（泣

　■　第40回　スプリンターズS　予想

　ディープインパクトが凱旋門賞に挑む。海外交流が盛んになることは大変好ましい事だが、国内Ｇ�TのこのスプリンターズSでは外国馬が圧倒している。国内組は小粒で、海外ホースが主力どころとなる構成。
ディープインパクトに勢いづけるためにも、日本の意地もみたいところ。

　本命にはテイクオーバーターゲット。
勝てば100万ドルボーナスという本気度と共に、前走のレースで目処をつけた。シーイズトウショウに完封されたとはいえ、力強さと柔軟さを兼ね備えるレースぶり。
中山コースに替わって期待感は高まる。

　日本馬代表としてはチアフルスマイルを挙げたい。
中京コースと違って直線坂のある中山コース。
この馬の適性は微妙ではあるが、有力馬が揃って先行脚質だけに前が止まる可能性は十分に考えられる。
時計的な限界を超えることがあれば、その差し脚は魅力的。

　昨年の覇者サイレントウィットネスは今年は本調子とは言えない。
それでもおそらく世界一といっていいスプリント能力。
1200mでこのメンバーなら十分に勝ち負けの有力候補に浮上。

　前崩れを考慮すればタマモホットプレイに穴の要素十分。
展開が味方することが絶対条件となるが、時計がかかるようだと面白い存在。

　同様の理由でシンボリエスケープも警戒。
ゴール前で先行勢が一気にバテる展開になれば混戦をついて、上位進出も考えられそう。

　レザークは海外経験がないことが気になる材料ではあるが、英国G�T連勝した実績は脅威。
日本の軽い馬場への適性と早い時計勝負への対応がカギ。

　休養明けとなるオレハマッテルゼ。こちらは春のスプリントG�Tホース。
もともとポン使いの効くタイプではあるだけに、地力は発揮出来そう。

【馬券と総評】
　 それほど大きく荒れない事で有名なこのレースではあるが、さすがにこのメンバーでは予想も立てにくい。
実績、実力とも海外組に分がありそうだが、地の利を活かして国内組も黙ってはいないだろう。
とにかく大きな冒険はしにくいレース。
スタンダードに海外馬を中心とするが、中山コースに変わって、差し馬がおもしろそう。
馬連ならテイクオーバーターゲット流し、3連単なら、テイクオーバーターゲットとチアフルスマイル２頭軸マルチ流しなどが妥当なところか。