予想本文
ボーナス制度と、例年賞金を獲得している過去の実績から、今年も香港馬が大挙押しかけてきた安田記念。
現在、短距離主役は不在の日本勢。それでも迎え撃つコマは粒ぞろい。
十分太刀打ちできるはず。
元々、ここを目標としてきたはずのスズカフェニックス。
高松宮記念を勝ってしまったゆえに一気に注目を集めてしまった。
追い込み一辺倒の不器用な脚質は取りこぼしも多く、もちろん過信はできないが、東京コースのマイル戦ならある程度自信を持って推奨できる。
昨今の東京コースは極端な追い込みは決まりにくいが、それでもここは勝利することがこの馬に科せられた義務。
実績面での主役はやはりダイワメジャー。
天皇賞・秋、マイルCSの連覇はともかく、有馬記念でも3着に食い込んだ。
まさに充実一途で、ここでの大敗は考えにくい。
難点があるとすれば、海外帰りでも、久々という点よりも、やはり内枠を引いたこと。
先行馬ゆえに大きな影響はないだろうが、包まれるとやはり苦しい。
前走ありえない大敗を喫したエアシェイディ。
18キロ減の馬体重が大きく響いたとはいえ、直前の大敗は痛い。
今度は輸送のない得意の東京コース。
スズカフェニックスと同等以上の末脚を持つ馬だけに、巻き返しも十分にありえる。
エイシンドーバーも安定感十分。
大敗したマイラーズCではコンゴウリキシオウが勝利するスローペースに泣かされた。
ペースが上がればきっちり能力発揮してくる。
相手強化でも楽しみはある。
以下、香港馬2頭。ジョイフルウイナーは昨年このレース3着の実績が強み。
一時調子を落としたが、復調の兆しを見せ、昨年よりもいい体勢で参戦できた。
人気も背負うがやはりこの馬が香港勢では主役となりそう。
そのジョイフルウイナーに先着経験をもつグットババ。
チャンピオンMでは今回参戦メンバーでは一番下ではあるが、このレース向きの決め手がある。
×群も多士済々。
とても印は回らないが、矯正効果の出てきたオレハマッテルゼ、末脚ならヒケとらぬジョリーダンス、東京コースで期待感増すサクラメガワンダー、混戦向きのディアデラノビアまでを挙げておく。
【馬券と総評】
今回は香港馬も混じってかなりの混戦模様。
もともと荒れるレースだけに、昨今の大波乱傾向も手伝って、馬券はかなり割れてくるだろう。
そのためある程度堅い馬券でも、それなりの配当にはなりそう。
とはいえ、少し人気しすぎの感のあるスズカフェニックス。
この馬を本命に据えるのは若干迷いもあった。
ダイワメジャーの安定感も捨てがたいが、やはり後ろからの競馬となることを買って、スズカフェニックスを軸に据える。
馬連、3連単ともこの馬からの流し。3連単は2頭軸マルチ馬券で相手を買えて手広く買いたい。
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