予想本文
外国馬の参戦が少なく、若干ジャパンカップというには寂しい構成にはなったが、粒ぞろいの実力馬が揃って面白いレースになりそう。
例年言い続けていることではあるが、このレースは傾向がはっきりしており、外国馬より日本馬、地方ローテより中央重賞ローテ、先行馬より差し馬が有利な条件となる。
若干湿り気のあった馬場とはいえ、34.5という上がりをみせたメイショウトウコンには、唖然とさせられた。
直線一気の追い込み型は、いくら差しが有利な東京コースでも届かないケースも考えられるが、不良馬場で前がとまらなかったファンタジーSのように大敗することは考えにくい。
中央重賞で実績のあるワイルドワンダーも信頼したい。
上記本命メイショウトウコンにも勝利経験があり、中団からの差し脚は一級品。
マイルがベストなこの馬にとっては、心配なのはやはりこの距離となるが、うまく折り合いさえつけば十分こなせるだろう。
フィールドルージュは仕掛けどころが難しい。
函館など小回りコースで鞍上がうまくまくり戦法で勝利を収めたが、この距離の東京コースで直線ためて一気に差しきるには、もう一つ地力が足りないという懸念もある。
それでも前走の敗戦で人気を落としている今なら、安定感ある末脚は狙い目。
1番人気が予想されるヴァーミリアンは、狙いを下げた。
前走で目の覚めるような差す競馬ができたことは好材料ではあるが、昨年のこのレース以来、中央にはこれが最初の登場となるだけに、信頼を置くには少し危険を感じた。
ただ、海外レースも経験し充実度は1番で、無視することもできない。
昇竜の勢いのドラゴンファイヤーが一気にG1奪取にきた。
前走は強い内容で重賞制覇を果たし、ここでも決して力的に劣っているとは感じられない。
G1の厳しい流れでどうかだが、若い3歳馬だけにどこまでのレースをするか楽しみ。
フェブラリーSを勝利し、これからと思わせたサンライズバッカスは消化不良のレースが続いている。ただ地力はある馬なので、警戒は必要。
外国馬も一定の警戒が必要ではあるが、ひとまず大将格のスチューデントカウンシルを含めておく。
【馬券と総評】
なかなかに混戦模様ではあるが、メイショウトウコンの破壊力に期待する。対抗にもワイルドワンダーを置き、1番人気ヴァーミリアンは力を認めつつの連下どまりで勝負したい。当然馬連はメイショウながし、3連単はメイショウーワイルドワンダー2頭軸マルチ。
余裕があれば外国馬はすべて手をひろげたいところ。
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