■　第13回　NHKマイルC　結果

　雨による馬場悪化で予想も混乱ぎみで、馬券を直前までなかなか購入できませんでした。
しかし、終わってみれば、その影響があったのかなかったのかよく分かりづらい結果になりました。

　勝ったのは内からよく伸びたディープスカイ。
速いというより、強いといった印象の安定感のある勝ちっぷりを披露しました。
皐月賞を回避してまで、狙っていた陣営の本気度が伺える素晴らしい競馬っぷりでした。

　 雨を嫌って評価をさげたブラックシェルが2着に。
やはり地力は上位で、これが良馬場だとしても同じ結果だったのかは、わからないところです。重馬場＝ダートではありませんが、父クロフネはダートは鬼でしたからね。

　一方で、おそらく良馬場だったら勝っていたかもしれない…と思わせたのがダノンゴーゴー。馬群の中でじっと我慢して素晴らしい伸びをみせた。
外に出さなかった鞍上の好プレーが光ります。

　当初、ディープとブラックとでさんざん迷った挙げ句、結果、本命にしたエーシンフォワードはサッパリでしたね。概ね予想通りでしたが、本命飛ばしたら意味がありません。すいません。
でも、推奨馬券の縦目（9-5ながし）も押さえていたので、かろうじて馬券は的中してしまいました。
さらに、すいません。(^^ゞ　

　■　第13回　NHKマイルC　予想

　強い馬がどうしてもクラシックに流れる傾向から、毎年混戦で波乱も起きるNHKマイルC。今回もこれといった軸馬不在で横一線のメンバー構成になった。

　朝日杯では大敗したが、エーシンフォワードは安定感抜群。
前走で脚質に幅を見せ、位置取り不問の競馬が可能になった。
特に近走の競馬ぶりには地力強化が伺え、どんな展開になっても対応は可能だろう。
ただ、勝ちきれない弱みがあるので、単勝向きとは言えない。
鞍上も含め、大敗は考えにくく、連軸に最適としての本命ではある。

　ディープスカイは東京マイルコースに実績があり、近走も充実。
早い流れでも末が伸びる点は、信頼感が増す。
最後方からの追い込みは難しいレースだけに、中団からの競馬が理想となる。
出遅れ癖があるので、そのあたりが不安点になる。

　本来なら本命にはブラックシェルを推したかった。マイル戦未経験で、スローペースの差し馬という印象が強いが、東京のマイル戦なら、早い流れにさえ対応できれば、好勝負できるはず。
もともと、東京の1600ｍは中距離をこなせる下地が必要。弥生賞2着、皐月賞6着の下地なら、その下地としては十分。
問題は当日の雨模様で、父の印象に加え、大跳びな馬だけに重い芝は不得手に思える。

　前走で、ものすごい強さを見せつけたファリダット。
中距離では一歩足りなかった馬が、短距離戦で一皮剥けた感を強力に印象づけた。
確かに今までが距離不向きでの競馬だとしたら、距離が伸びても大きく崩れなかっただけにその地力は推して知るべし。
一躍、一番人気に踊り出たが、東京のマイル戦はそのスタミナも要求されるレース。
戦ったメンバー構成や現状の人気を考えると、現時点ではこの評価までに留めたい。

　同じ距離不足の印象があっても、逆に人気のなさから面白味が増すのはダノンゴーゴー。
末脚には強力なものがあり、その決め手はこのメンバーでも胸を張れる。
東京コースに変わってその末脚は脅威。
ただ、やはり距離不安は付きまとい、気性的にも不安はある。

　ドリームシグナルは東京コースに変わって見直したい。
皐月賞では大敗したが、適距離に戻ることと、東京コースの好走例は無視できない。

　近走全くの不振だが、地力あるアポロドルチェも見限れぬ。
この馬も東京コースでは実績があり、朝日杯で敗れるまでの安定した末脚が戻ってくれば好戦は可能。

　ダート2戦で全く未知数ではあるが、リーガルスキームにも一票。
少し距離が長そうな印象もあるが、血統からも芝が向いていないとは思えない。

【馬券と総評】
当日の天候も大きく影響を与えそうな、大混戦模様の今回のレース。
当然、馬券は手広く考える必要があるだろう。
その中では、エーシンフォワードの軸が最も適当と見る。
馬券は3連単　2頭軸マルチながしで、エーシン−ディープと、エーシン−ブラック。