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 ■ 第28回 ジャパンカップ 結果

2008年11月30日(日) / 東京 2400m 芝・左 / 晴・良
サラ系3歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量

 ■レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[8] 16     スクリーンヒーロー 牡4 57 デムー  2:25.5  9
2[5] 9  △ ディープスカイ   牡3 55 四 位  1/2     1
3[2] 4  ▲ ウオッカ      牝4 55 岩 田  3/4     2
4[7] 13  △ マツリダゴッホ   牡5 57 蛯 名  アタマ  5
5[1] 1  ◎ オウケンブルースリ 牡3 55 内田博  クビ    4
6[1] 2  ○ メイショウサムソン 牡5 57 石橋守  1.1/4   3
7[4] 7     ネヴァブション   牡5 57 横山典  クビ    15
8[7] 15  × アサクサキングス  牡4 57 ルメー  3/4     6
9[3] 6     パープルムーン   セ5 57 スペン  ハナ    11
10[4] 8     トーホウアラン   牡5 57 藤 田  1/2     8
11[5] 10     オースミグラスワン 牡6 57 川 田  クビ    12
12[8] 17     アドマイヤモナーク 牡7 57 安藤勝  クビ    16
13[6] 11     シックスティーズア 牡5 57 ムルタ  1.1/4   10
14[7] 14     ペイパルブル    牡5 57 ムーア  1.1/2   7
15[2] 3     トーセンキャプテン 牡4 57 ペリエ  クビ    13
16[3] 5     ダイワワイルドボア 牡3 55 北村宏  1/2     17
17[8] 18     コスモバルク    牡7 57 松 岡  3      14
18[6] 12     マーシュサイド   牡5 57 カステ  取消
払戻金 単勝 16 4100円
    複勝 16 710円 / 9 130円 / 4 140円
    枠連 5−8 4180円
    馬連 9−16 7620円 / 馬単 16−9 25160円
    3連複 4−9−16 6410円 / 3連単 16−9−4 68950円
    ワイド 9−16 1770円 / 4−16 2260円 / 4−9 230円		

 感想と言い訳?! 

 予想通り...というか、予定通り(?!)に上位人気馬がそのまま上位独占と思いきや、なんとスクリーンヒーローが勝ってしまいました。
入着はともかく、勝ってしまったら駄目だろう、空気読めよデットーリ!(笑)」なんて思ってしまうほどに、見事な騎乗でした。

 予想以上にスローペースになり、結局直線でヨーイドンの競馬。
結局、追える外国人ジョッキーの力技のような印象もありましたが、以下並んでいるのは実績馬ばかり。決して馬の力も劣っていたわけではないことを信じたいです。
アルゼンチン共和国杯の内容は非常にハイレベル。
スクリーンヒーローも力のあることは承知していましたが、それでもこのメンバー相手にハンデなしで勝利できるのは立派です。
勝利した以上、もはや有馬記念での凡走は許されません。
是非、好走を期待したいです。

 ディープスカイがウォッカに雪辱したことも見逃せません。
4着と好走したマツリダゴッホ、直線で前を勝ち馬にカットされてしまったオウケンブルースリ。
メイショウサムソンは残念な結果でしたが、力を出し切ったと考えれば、これまでの現役最強馬を超える強い馬がたくさん出てきたとも考えられ、今後が非常に楽しみになってきました。



 ■ 第28回 ジャパンカップ 予想

2008/11/30 3歳以上オープン 定量 指定 国際

馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 オウケンブルースリ 牡3 55.0 内田 博幸
1 02 メイショウサムソン 牡5 57.0 石橋 守
2 03   トーセンキャプテン 牡4 57.0 O.ペリエ
2 04 ウオッカ 牝4 55.0 岩田 康誠
3 05   ダイワワイルドボア 牡3 55.0 北村 宏司
3 06   パープルムーン セン5 57.0 J.スペンサー
4 07   ネヴァブション 牡5 57.0 横山 典弘
4 08   トーホウアラン 牡5 57.0 藤田 伸二
5 09 ディープスカイ 牡3 55.0 四位 洋文
5 10   オースミグラスワン 牡6 57.0 川田 将雅
6 11   シックスティーズア 牡5 57.0 J.ムルタ
6 12   マーシュサイド 牡5 57.0 J.カステリャーノ
7 13 マツリダゴッホ 牡5 57.0 蛯名 正義
7 14   ペイパルブル 牡5 57.0 R.ムーア
7 15 × アサクサキングス 牡4 57.0 C.ルメール
8 16   スクリーンヒーロー 牡4 57.0 M.デムーロ
8 17   アドマイヤモナーク 牡7 57.0 安藤 勝己
8 18   コスモバルク 牡7 57.0 松岡 正海
*騎手の赤字は乗り替わり

*間違いがあるかも知れませんので、馬券購入の際などは、
主催者側の発表にてご確認下さい。

施行コース
東京 2400m 芝・良見込み
マギレの生じにくい地力勝負。天候もなんとかなりそう。

予想ペース
ミドルペース
18がハナ。先行激化の恐れはないが、ハイレベルな厳しい流れ。

信頼度
【B】 上位互角
伏兵馬の台頭は希薄。
それなりに納得できる結果になりそう。

推奨馬券
3連単 
軸2頭マルチ:
01=02→04,09,13,15
(24点)
BOX:
01,02,04,09,13
(60点)

 予想本文 

 3世代のダービー馬に2世代の菊花賞馬、さらにグランプリホースも加わり、ダイワスカーレットの姿がなくとも、近年希に見る豪華なメンバーが揃ったジャパンカップ。
また3歳、4歳、5歳のそれぞれの世代代表馬が揃い、その世代間の強さを決定づける一戦ともなる。この中で予想をしろというのも酷な話で、本来、順位づけも行いたくないところ。
どちらかといえば馬券を離れて、スポーツとして好みの馬を素直に応援してほしいのが本音だが、勝負は勝負。楽しんでばかりもいられない。

 本命にはオウケンブルースリ
正直、人気面のメリットを考慮したことも否めない。
今ひとつ人気がない理由として神戸新聞杯でディープスカイに完敗と見られてはいることが大きいが、位置取りの差が大きかったとも言え、直線の上がりタイムはディープスカイを上回っている。
それゆえ天皇賞・秋でのディープスカイを物差しにすれば、他有力馬と比べてもそれほど差はないはず。
また、デビューが遅いだけに成長力という伸びしろは最も大きい。
この馬の強みはやはりその強烈な差し脚ではあるが、ことJCに限ってはダービーポジションのキープが最重要。 鞍上がどのような乗り方をするかは不明だが、ある程度前につけることは絶対条件。
父ジャングルポケットは無類の東京巧者。この馬もよく似た走法でこのコースは歓迎のはず。
直線入り口で横一線ならば、例え力勝負でも面白い競馬を見せそう。

 3世代ダービー馬の中では最も先輩格のメイショウサムソン
この馬は好戦はするものの、どうみても格下の馬に敗れることも多く、昨年の天皇賞・秋以来は未勝利。さらに久しぶりの国内復帰レースで主戦の武豊騎手の乗り替りと買い材料には乏しい。しかし、このレースで大敗すれば失うとはいえ、未だ現役最強馬の座はこの馬にあり、先行してのしぶとさは周知の通り。
今ひとつテンションのあがらなかった調教過程も直前で変わり身をみせ準備は整った。
少々ジリ脚のため、内外離れて一瞬のキレでかわされるとモロい面はあるが、叩き合いになれば実力はきっちり発揮してくる。
また凱旋門賞の大敗もさして気になる材料ではないが、馬体重には注意したい。

 当然の1番人気のウォッカ。前走に引き続き東京コースで、鞍上は岩田騎手。
前日の落馬負傷は気になるところだが、このコンビで安田記念の圧勝劇は未だに脳裏によぎる。自在性を身につけ、東京コースは3、2、0、1という圧倒的な強さ。
ハナ差でも勝利した前走、天皇賞・秋の意味は非常に大きく、その後も疲れもなく絶頂の状態。圧勝劇も十分に考えられる背景で、1番人気は大きくうなずけるが、この馬のベストはやはりマイル〜中距離とみている。今や牝馬を下にみることはできないが、これだけの相手で、この人気ならこのあたりを妥当な所としたい。

 調教過程が抜群で鬼気迫るオーラをまとっているのがマツリダゴッホ
左回りの実績がなく、中山巧者であることは有名だが、特に手前替えが下手という理由などではなく、どちらかというと気性の問題が大きかった。今年は国内ではGU3戦を1、2、1着と連対パーフェクト。もちろんこれが今年最初のG1挑戦になるので相手強化はされるが、気性的に成熟した今なら東京コースのハンデは気にならないほどの差だろう。
このレースは世代間の強さを計るレースであることは前述の通り。
そして比較的参戦の少なかった5歳世代が最も人気がないといえる。
ならばこそ、この世代有力馬は狙い目となる。

 一方で本命にオウケンブルースリを据えてはいるが、3歳代表となるのはディープスカイ
前走天皇賞・秋では、牝馬2強の後塵を拝したが、全く差はないといってもいい内容。
正直、これまでの内容ではあそこまでやれるはずはなく、明らかに1段レベルアップした。
この評価に留めてはいるが、古馬一線級との力量差は感じられず、さらに体調も上向き。また前走の差のない競馬は決してスムーズな競馬とはいえなかったので、ここは大きなチャンス。
ただし、菊花賞は回避してきた馬。
その大きな理由は東京コースであって、もちろんダービー馬なのだから、この距離がこなせない訳では決してないが、すべての条件が前走より好転しているわけではない。

 上記にの有力馬には若干差を感じるものの、アサクサキングスもまだ見限れぬ。
前走は休養明け、さらに鞍上の手替わりで恐怖感が増す。
メイショウサムソンを上位に置く以上、春それほど差のない競馬をしていただけに切りきれなかった。

【馬券と総評】
  本来なら外国馬を含め、面白そうな馬が多くいるのだが、これだけ強力なメンバーだと上位陣での決着は濃厚と考えたい。
ただ、その上位陣同士の差は僅かで、ちょっとしたミスやアクシデントでその差は容易にかわるだろう。天皇賞・秋と同じく、熱いレースを期待したい。
上位陣での決着とみているものの、その差は僅かなのだからその中で人気の薄い方に比重を置きたい。
3連単を考慮すれば、ウォッカが最も信頼できることを承知の上でオウケンブルースリを本命に置く。メイショウサムソン、ウォッカを相手に2頭軸マルチ。
◎から△までのBOXを押さえ。ウォッカの2着、3着ながしなども面白いかもしれない。


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