banner
HOME 過去の予想と結果 コラム LINK  
■2003年 ■2004年 ■2005年 ■2006年 ■2007年 ■2008年 ■2009年 ■2010年

 ■ 第9回 ジャパンカップ・ダート 結果

2008年12月7日(日) / 阪神 1800m ダート・右 / 晴・良
サラ系3歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量

 ■レース結果
着 枠 馬番 印  馬名                 性齢 斤 騎手    着差   人気
1[5] 10      カネヒキリ      牡6 57 ルメー  1:49.2  4
2[3] 5  ×  メイショウトウコン  牡6 57 藤 田  アタマ  7
3[3] 6  ○  ヴァーミリアン    牡6 57 岩 田  クビ    1
4[2] 3  △  サンライズバッカス  牡6 57 佐藤哲  1.3/4   6
5[6] 12  ▲  ブルーコンコルド   牡8 57  幸   アタマ  11
6[6] 11      カジノドライヴ    牡3 56 安藤勝  3/4     3
7[7] 14     Bフリオーソ      牡4 57 戸 崎  1      12
8[4] 7  ◎  サクセスブロッケン  牡3 56 横山典  ハナ    2
9[1] 1      ワンダースピード   牡6 57 小 牧  1.3/4   9
10[8] 15  △  ワイルドワンダー   牡6 57 蛯 名  ハナ    10
11[8] 16      ボンネビルレコード  牡6 57 内 田  3.1/2   13
12[1] 2      フロストジャイアント 牡5 57 ヴェラ  4      14
13[4] 8      ティンカップチャリス セ3 56 プラー  クビ    5
14[5] 9  ×  アドマイヤフジ    牡6 57 川 田  4      8
15[2] 4      メイショウバトラー  牝8 55 福 永  大差    15
−[7] 13  × Bマストトラック    牡4 57 ゴメス  取消
払戻金 単勝 10 980円
    複勝 10 300円 / 5 500円 / 6 120円
    枠連 3−5 860円
    馬連 5−10 11710円 / 馬単 10−5 21570円
    3連複 5−6−10 7090円 / 3連単 10−5−6 69460円
    ワイド 5−10 3090円 / 6−10 500円 / 5−6 890円			

 感想と言い訳?! 

 いったいどれだけ外国人ジョッキーに勝たれれば気が済むのだと思いたくなるようなルメール騎手の好騎乗が光りました。とはいえ、肝心の馬の力が伴わなければどうしようもなく、カネヒキリの復活には本当に驚きました。
復帰第1戦の前走を何度も見直し、まだ時間はかかりそうと踏んでいたので、鮮やかな復活はさすがに王者の強さを見せつけられた思いです。
屈腱炎という不治の病を克服しての勝利はやはり感動はありました。

 2着には脇役にこれまで甘んじてしたメイショウトウコン。
スムーズにコーナーを上がり、直線ほぼ並んでの叩き合いに持ち込めました。
一時は勝ったか?とも思われたので、悔しい2着でしょうか。

 ヴァーミリアンも差のない3着で、さすがのところ見せましたが、期待したサクセスブロッケンは、馬が若さを露呈してしまいました。レース前から終わっていたようなイレ込みがあり、案の定道中前半のスローペースが我慢しきれず、かかってしまいました。
まぁ、まだこれからの馬なので、近い将来必ず雪辱を期してくれるでしょう。



 ■ 第9回 ジャパンカップ・ダート 予想

2008/12/7 3歳以上オープン 定量 指定 国際

馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   ワンダースピード 牡6 57.0 小牧 太
1 02   フロストジャイアン 牡5 57.0 C.ヴェラスケス
2 03 サンライズバッカス 牡6 57.0 佐藤 哲三
2 04   メイショウバトラー 牝8 55.0 福永 祐一
3 05 × メイショウトウコン 牡6 57.0 藤田 伸二
3 06 ヴァーミリアン 牡6 57.0 岩田 康誠
4 07 サクセスブロッケン 牡3 56.0 横山 典弘
4 08   ティンカップチャリ セン3 56.0 E.プラード
5 09 × アドマイヤフジ 牡6 57.0 川田 将雅
5 10   カネヒキリ 牡6 57.0 C.ルメール
6 11   カジノドライヴ 牡3 56.0 安藤 勝己
6 12 ブルーコンコルド 牡8 57.0 幸 英明
7 13 × マストトラック 牡4 57.0 G.ゴメス
7 14   フリオーソ 牡4 57.0 戸崎 圭太
8 15 ワイルドワンダー 牡6 57.0 蛯名 正義
8 16   ボンネビルレコード 牡6 57.0 内田 博幸
*騎手の赤字は乗り替わり

*間違いがあるかも知れませんので、馬券購入の際などは、
主催者側の発表にてご確認下さい。

施行コース
阪神 1800m ダート・良見込み
一般的には外の差し馬が有利だが、一概に言い切れない面もあり、極端な有利、不利は少ない。

予想ペース
ミドルペース
ハナを切る馬はおそらくは08だが、07が全体のペースを握るカギ。直線の坂で地力が問われる激しい攻防。

信頼度
【C】 2強+混戦
堅いレースも、舞台が変わったことで、不確定要素も増えた。
ひとまずは有力馬安泰とみる。
2強の一騎打ちもありえるが、実力馬は多士済々。

推奨馬券
3連単 
1、2着ながし:
1着:07
2着:06
 →12,15,03,05,09,13
(6点)
2頭軸マルチながし:
07=06→12,15,03,05,09,13
(36点)

 予想本文 

 過去の予想はそれほど的中しているわけではないが、実は最も私の的中率のよいレースがこのジャパンカップ・ダート。特に大きく荒れることもなく、比較的傾向がはっきりしており、持続力のある差し馬が圧倒的に有利な背景がそれを支えた要因と言える。
しかし、今年から東京から舞台を阪神に移し、それに伴い距離も2100mから1800mと短縮される。今年は何よりもこの点が大きなポイント。
ただ、阪神1800mも東京2100mと同様、実力馬が素直に力を出せる舞台設定であり、また距離についても他に同条件のレースが多いため、初年度だけに熟考する必要はあるが、一応大きな波乱は考えにくいとみる。

 本命には王座を狙う新鋭サクセスブロッケン
前走、園田でのJBCクラシックでは、鳥肌が立つほどの叩き合いで、王者ヴァーミリアンにダート無敗に土をつけられた。とはいえ、完全にかわされる展開からその差は本当にわずかまで食い下がり、改めてそのダート性能の高さを思い知らされた。
大跳びな走法だけに、小回りの地方競馬場よりもより今回は競馬はしやすくなるはず。
国内G1 6連勝の王者は強い。そして鞍上のG1 2着続きへの終止符を打つためにもここで確固たる地位を築いてほしい。

 ヴァーミリアンはドバイでこそ残念な結果に終わったが、国内ダートG1 6連勝、しかも昨年のこのレースをレコードで勝ち、続くフェブラリーSを連覇。その実績はまぎれもなく史上最強ダートホースに違いはないのだが、過去のライブリマウントや、クロフネ、アグネスデジタル、全盛時のカネヒキリ等と比べると、個人的にはどうもその強さを実感できない不思議な馬でもある。
だが、どれだけ不安視されてもきっちりと勝利できる点にこの馬の凄みがある。
今回もこれといった死角が見当たらず、いくら人気でもこれ以下の印はつけられない。

 一発の面白味でブルーコンコルドはどうか。
阪神コースは過去3勝。前年からの条件変更で最も恩恵を受ける。
距離も2100mはやや長すぎる感があったが、この距離なら十分守備範囲。
年齢的に大きな上積みは見込めないが、この馬も歴戦の古豪。
今年の成績は衰えどころかより安定した成績。
前走のJBCクラシックには上記2頭には完敗しているものの、この阪神コースで人気的にも魅力が増す。

 武豊騎手の負傷で、岩田騎手に見捨てられた形だが、蛯名騎手を得ることができたワイルドワンダー
マイルよりまだ少し短い1400mあたりがベストのマイラーではあるが、その差し脚には安定感がある。さすがに2100mは辛いところであったが、この距離なら、連下には十分食い込めるだけの地力の持ち主。
人気も手頃で狙い目の存在。

 逆にサンライズバッカスにはこの条件変更は微妙なところ。
以前はその気性から距離は短い方がよかったように思えたが、今なら気性も安定しているのであまりメリットが少ない。それよりもジリ脚ながらも、長くいい脚が使えるタイプなだけに直線の長い東京コースでなくなるマイナス材料の方が大きい。
それでも、阪神コースは決して相性が悪いわけでもなく、それなりに自在性もある。
常に後方から確実に差し込んでくるので、展開次第ではチャンスは十分ある。

 メイショウトウコンは東京コースである中央G1向きと睨んでいたが、全く結果が出せず、単なる重賞常連メンバーに甘んじてしまった。
それだけに、未経験ながらこの阪神コース変更が不気味で、一発もありそうな気配。

 初ダートながらアドマイヤフジも芝で実績のある馬だけに警戒は必要。
血統、走法からもダートがまるで駄目とは思えず、いきなりダート開眼の可能性もないわけではない。

 外国馬からはマストトラックを一考。
軽ハンデとはいえ、ハリウッドGCを勝利している点は大きく、他の外国馬より実績は一枚上。
にもかかわらず人気はないので、一票投じておきたい。

 鞍上強化で復活かけるカネヒキリは父フジキセキの早熟血統と屈腱炎という重病後だけに人気ほど信頼できず、海外帰りのカジノドライヴも未知のわりに人気を背負う。
ダート準パーフェクトの外国馬、ティンカップチャリスはその足跡のレースレベルに疑問が残り、いずれも怖さは残るが無印とした。

【馬券と総評】
  やはり、サクセスブロッケンとヴァーミリアンは1段上位の存在に思え、この2頭の一騎打ちが濃厚。ただし、他馬も実績安定した実力馬が揃っており、そう簡単にはいかない背景もある。馬券的にはサクセスブロッケンがヴァーミリアンに勝利し、ヒモでやや穴狙いという基本線で望みたい。
印こそつけなかったがフリオーソ、ボンネビルレコードの地方馬2騎、阪神得意のワンダースピードらも実力的にそう差はないので、可能なら手広くいきたい。

 1着サクセスブロッケン、2着バーミリアンの3連単1、2着ながしを本線に、両馬の2頭軸マルチながしを押さえ


BACK NEXT

▲TOP