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 ■ 第14回 NHKマイルC 結果

2009年5月10日(日) / 東京 1600m 芝・左 / 晴・良
サラ系3歳 / 牡・牝(国際)(指定) / オープン / 定量

 ■レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差     人気
1[2] 3  × ジョーカプチーノ  牡3 57 藤岡康  1:32.4    10
2[7] 13     レッドスパーダ   牡3 57 横山典  2        5
3[5] 10     グランプリエンゼル 牝3 55 内 田  2        13
4[5] 9     マイネルエルフ   牡3 57 松 岡  クビ      11
5[8] 18  ○ フィフスペトル   牡3 57 安藤勝  1.1/4     4
6[4] 7     ワンカラット    牝3 55 藤岡佑  ハナ      6
7[7] 14     タイガーストーン  牡3 57 蛯 名  クビ      15
8[3] 6  ▲ アイアンルック   牡3 57 小 牧  クビ+クビ 2
9[8] 16  ◎ ブレイクランアウト 牡3 57 武 豊  ハナ      1
10[1] 2  △ ミッキーパンプキン 牡3 57 岩 田  1/2       8
11[6] 12  × ラインブラッド   牡3 57 福 永  クビ      9
12[1] 1     ゲットフルマークス 牡3 57 田中勝  3/4       14
13[3] 5     ツクバホクトオー  牡3 57 吉田隼  クビ      18
14[7] 15     ティアップゴールド 牡3 57 池 添  1.1/2     7
15[4] 8  × スガノメダリスト  牡3 57 勝 浦  アタマ    12
16[8] 17     アドバンスヘイロー 牡3 57 柴田善  1.1/4     17
17[6] 11     ダイワプリベール  牡3 57 後 藤  2.1/2     16
18[2] 4  △ サンカルロ     牡3 57 吉田豊  8位降着   3
払戻金 単勝 3 3980円
    複勝 3 1120円 / 13 380円 / 10 2850円
    枠連 2−7 1320円
    馬連 3−13 14180円 / 馬単 3−13 39660円
    3連複 3−10−13 318540円 / 3連単 3−13−10 2381660円
    ワイド 3−13 3920円 / 3−10 19610円 / 10−13 11750円			

 感想と言い訳?! 

 決して遅いペースではありませんでした。
しかし、これが有力馬が牽制しあった結果なのか、ハイペースで逃げたゲットフルマークスこそ潰れたものの、2番手のジョーカプチーノが全く脚色衰えずそのままゴールしてしまいました。
2、3着も好スタートをきったレッドスパーダ、続いたグランプリエンゼルとまさに「いったいった」の展開になり、大波乱となりました。
今回すべての馬の上がりが33〜34秒台。
前半の早めの流れに騙されたか、後続はこれまでと同じ脚色でありながら前の差は縮まりませんでした。

 G1以外の方は調子がいいんですが、G1レースの勝率が非常に悪いです。
いったいどこまで続く連敗街道…(笑)。



 ■ 第14回 NHKマイルC 予想

2009/5/10 3歳オープン 牡57キロ 牝55キロ 指定 国際

馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   ゲットフルマークス 牡3 57.0 田中 勝春
1 02 ミッキーパンプキン 牡3 57.0 岩田 康誠
2 03 × ジョーカプチーノ 牡3 57.0 藤岡 康太
2 04 サンカルロ 牡3 57.0 吉田 豊
3 05   ツクバホクトオー 牡3 57.0 吉田 隼人
3 06 アイアンルック 牡3 57.0 小牧 太
4 07   ワンカラット 牝3 55.0 藤岡 佑介
4 08 × スガノメダリスト 牡3 57.0 勝浦 正樹
5 09   マイネルエルフ 牡3 57.0 松岡 正海
5 10   グランプリエンゼル 牝3 55.0 内田 博幸
6 11   ダイワプリベール 牡3 57.0 後藤 浩輝
6 12 × ラインブラッド 牡3 57.0 福永 祐一
7 13   レッドスパーダ 牡3 57.0 横山 典弘
7 14   タイガーストーン 牡3 57.0 蛯名 正義
7 15   ティアップゴールド 牡3 57.0 池添 謙一
8 16 ブレイクランアウト 牡3 57.0 武 豊
8 17   アドバンスヘイロー 牡3 57.0 柴田 善臣
8 18 フィフスペトル 牡3 57.0 安藤 勝己
*騎手の赤字は乗り替わり

*間違いがあるかも知れませんので、馬券購入の際などは、
主催者側の発表にてご確認下さい。

施行コース
東京 1600m 芝・良見込み
極端な逃げ、追い込みの通用しないタフなコース設定。
一介のマイル適性だけでは厳しく中距離をこなせるだけのスタミナも要求される。

予想ペース
ミドルペース
有力馬が軒並み差し馬。
例年より遅めのペースで、波乱があるなら先行馬か。

信頼度
【C】 実力伯仲
抜けた馬が不在の混戦模様。
有力馬の仕掛けどころがカギ。

推奨馬券
3連単 
軸2頭マルチ:
16=18→06,04,02,03,12,08
(36点)
16=06→18,04,02,03,12,08
(36点)

 予想本文 

 波乱も多いNHKマイルCだが、振り返れば後のG1戦線で活躍する馬も輩出しており、それなりに力通りに決まる舞台でもある。
ただし、現時点での能力把握が難しく、それがしばしば波乱を演出している要素にもなっている。

 単純に地力ならブレイクランアウト
間隔が空いているのが気になるが、馬体を緩めたわけではなく、素晴らしい調教過程をみても、不安要素にはならない。むしろそのおかげで人気を落としている面のメリットの方が大きい。
とにかく貯めれば必ず火を噴く末脚は、この舞台では大きな武器。
成長期の3歳戦だけに、これまでより厳しい流れに対応できるかがカギになりそうだが、ここで勝ち負けできないようなら先はないだろう。
朝日杯をはじめ1番人気を裏切っての善戦マンに甘んじているが、前走共同通信杯ではようやくこの馬らしさをみせる快勝。東京の1800mを制したのはここでは大きな好材料。
かつて「マル外ダービー」と言われたこのレースも、SS産駒の台頭で今はすっかり内国産馬が席巻しているが、ぜひ将来、仔を残して欲しい血統だけに、ここは期待したい。

 このレースの狙い目は皐月賞、もしくはNZTの敗戦組の巻き返し。
そういう意味で、特殊なペースとなった皐月賞で力を出せなかったフィフスペトルは、人気的にも狙い目の存在。
末一手の脚質がネックでもあるが、そのキレは本命馬と同等。
通常、3歳戦において、それまで安定感があった馬が大敗した場合、むしろ見切った方がよい場合も多いが、皐月賞では馬群捌けず脚を余した感があったので、巻き返しを期待する。
ただ、ペースを考えるとそれほど悠長に後方にいる訳にもいかず、やや早めの仕掛けができればベスト。

 おそらく1番人気が予想されるアイアンルック
毎日杯での豪脚は凄まじく、キャリア3戦でのこのレースでの1番人気も、さもありなんと言った感。
非常に魅力溢れる馬だが、1番人気となれば少し躊躇する要素もある。
まずは浅いキャリア。通常5戦以上のキャリアが要求されるこのレース。
気性的にまだ安定していない上、出遅れ癖もある。
万一最後方スタートとなった場合、いくら東京コースでも最後方からでは難しいだろう。
また、他馬との力関係も未知数。
毎日杯組はこのレースへの連動性が高いのも事実だが、今年は微妙なメンバーだったこともあり、全幅の信頼を置くには少々不安。
ただ、それを帳消しにする末脚の破壊力と、未知ゆえの期待もあり、ある程度前で進められるなら人気に応える可能性も十分にある。

 どんな展開になっても安心感のあるのがサンカルロ
有力馬に負けない実績を持っており、完成度が最も高い。
東京へのコース替りも歓迎の口で、安定した末脚がある。
こういった混戦ではやはり頼りになる存在。
インパクトという点で他馬に印を譲ったが、十分首位圏内といえる。

 人気の盲点でもあり、展開が向きそうなのがミッキーパンプキン
今回有力馬は軒並み差し馬。
東京コースなので、確かに差し馬有利ではあるが、ペースが落ちるようなら先行馬にも目が出てくる。
追えるジョッキーを得て内枠も引いた。 切れる脚こそないが、粘れる脚があり、重賞でも安定した成績を残しているだけに侮れない存在。

 上記ミッキーパンプキンと同じ理由で展開上、不気味なのがジョーカプチーノ
自在性のある先行馬で、後方有力馬がもたつくようなら面白い存在。
短距離で実績のある馬だが、血統的にはこなせるはず。
問題は気性面で、良くなっては来てはいるが、当日折り合える状態にあるかのチェックはまだ必要。

 思ったよりも人気しているようだが、ラインブラッドも外せないところ。
差す競馬を覚えて連勝。オープン勝利から余勢を駆っての参戦。
調教も好時計を出しており、ここでも通用する可能性はある。

 最大の穴でスガノメダリストはどうか。
上記サンカルロと後先着を繰り返しており、それほど力の差があるとは言えない。
中山から東京にかわることで、NZTとこのレースの連動性はあまりなく、むしろ大敗組が巻き返して波乱を演出しているので、折り合いがつかなかった前走は度外視。

【馬券と総評】
  なかなか軸に迷うメンバー構成。
やはり東京マイル戦である以上、差し馬に安心感がある。
有力馬は互角…というより、現時点で優劣がはっきりしない構成で、ギャンブル要素も強い。
ただ、共同通信杯でふっきれた姿を見せたブレイクランアウトが印象に残った。
アイアンルックの毎日杯も強烈ではあったが、人気的にフィフスペトルの巻き返しに期待する。結果、朝日杯の有力馬決着という見方になったが、波乱も十分ありえる情勢であることは注意したい。

 馬券はブレイクランアウトが軸。
3連単の場合、ここからの馬券の展開が難しいところ。
ブレイクランアウト-フィフスペトルの2頭軸マルチ、押さえでブレイクランアウト-アイアンルックの2頭軸マルチとしたが、マルチではなく、ブレイクを軸とし、2番手グループにフィフス、アイアン、サンカルロとして、フォーメーションを組んでも面白い。

 人気を嫌って印こそつけなかったが、ワンカラットレッドスパーダティアップゴールドももちろん有力馬といえ、点数に余裕があるなら押さえたいところ。


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