banner
HOME 過去の予想と結果 コラム LINK  
■2003年 ■2004年 ■2005年 ■2006年 ■2007年 ■2008年 ■2009年 ■2010年

 ■ 第76回 日本ダービー 結果

2009年5月31日(日) / 東京 2400m 芝・左 / 曇・不良
サラ系3歳 / 牡・牝(指定) / オープン / 定量

 ■レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[1] 1  △ ロジユニヴァース  牡3 57 横山典  2:33.7  2
2[6] 12  × リーチザクラウン  牡3 57 武 豊  4      5
3[5] 10     アントニオバローズ 牡3 57 角 田  アタマ  8
4[4] 7     ナカヤマフェスタ  牡3 57 蛯 名  1/2     9
5[1] 2  ▲ アプレザンレーヴ  牡3 57 内 田  3/4     4
6[7] 13     シェーンヴァルト  牡3 57 北村友  1/2     13
7[7] 14     ゴールデンチケット 牡3 57 川 田  1.1/2   12
8[3] 5     マッハヴェロシティ 牡3 57 柴田善  クビ    16
9[2] 4     トップカミング   牡3 57  幸   1/2     17
10[3] 6     ケイアイライジン  牡3 57 松 岡  3      15
11[2] 3     フィフスペトル   牡3 57 安藤勝  1.1/2   14
12[8] 18  ◎ アンライバルド   牡3 57 岩 田  3/4     1
13[6] 11  × セイウンワンダー  牡3 57 福 永  1.3/4   3
14[8] 16  × トライアンフマーチ 牡3 57 武 幸  7      6
15[4] 8  ○ ブレイクランアウト 牡3 57 藤 田  1.3/4   11
16[7] 15     アーリーロブスト  牡3 57 三 浦  大差    18
17[8] 17  △ アイアンルック   牡3 57 小 牧  3/4     10
18[5] 9     ジョーカプチーノ  牡3 57 藤岡康  大差    7
払戻金 単勝 1 770円
    複勝 1 390円 / 12 430円 / 10 620円
    枠連 1−6 1020円
    馬連 1−12 3760円 / 馬単 1−12 7870円
    3連複 1−10−12 40320円 / 3連単 1−12−10 201960円
    ワイド 1−12 1650円 / 1−10 4090円 / 10−12 3350円		

 感想と言い訳?! 

 予想は前日のもので、ここまでの不良馬場は想定外でした。
東京コースは終日前残りが目立ち、おそらく差し馬は届かない可能性が十分に予感されました。
大本命、アンライバルドは落ち着きを欠く姿で、折り合いに苦労しほとんど最後方追走。
これでは届くはずもなく、馬群に消えました。

 代わって勝利したのは、なんと残り2強のロジユニヴァースとリーチザクラウンが巻き返し。
時計がかかって前に有利な競馬だったとはいえ、強い競馬をみせました。

 3、4着争いにもアントニオバローズ、ナカヤマフェスタが入り、概ねパワーのある先行大型馬が上位を占めました。

 これで皐月賞がいかに特殊なレースだったかということが証明されたわけですが、このダービーもやはり特殊で両極端なレースになりました。
それを考慮しても、3強は3強とも、「負けすぎ!」です。(笑)
結局、まだまだ抜けた馬は不在といえ、混戦は続きそうです。



 ■ 第76回 日本ダービー 予想

2004/5/31 3歳オープン 牡57キロ 牝55キロ 指定

馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 ロジユニヴァース 牡3 57.0 横山 典弘
1 02 アプレザンレーヴ 牡3 57.0 内田 博幸
2 03   フィフスペトル 牡3 57.0 安藤 勝己
2 04   トップカミング 牡3 57.0 幸 英明
3 05   マッハヴェロシティ 牡3 57.0 柴田 善臣
3 06   ケイアイライジン 牡3 57.0 松岡 正海
4 07   ナカヤマフェスタ 牡3 57.0 蛯名 正義
4 08 ブレイクランアウト 牡3 57.0 藤田 伸二
5 09   ジョーカプチーノ 牡3 57.0 藤岡 康太
5 10   アントニオバローズ 牡3 57.0 角田 晃一
6 11 × セイウンワンダー 牡3 57.0 福永 祐一
6 12 × リーチザクラウン 牡3 57.0 武 豊
7 13   シェーンヴァルト 牡3 57.0 北村 友一
7 14   ゴールデンチケット 牡3 57.0 川田 将雅
7 15   アーリーロブスト 牡3 57.0 三浦 皇成
8 16 × トライアンフマーチ 牡3 57.0 武 幸四郎
8 17 アイアンルック 牡3 57.0 小牧 太
8 18 アンライバルド 牡3 57.0 岩田 康誠
*騎手の赤字は乗り替わり

*間違いがあるかも知れませんので、馬券購入の際などは、
主催者側の発表にてご確認下さい。

施行コース
東京 2400m 芝・稍重見込み
今週からCコースを使用。
内枠の有利はなくなった。
ただ馬場が、渋化の可能性。

予想ペース
ミドルペース
スローが予想された皐月賞では、終始早めの厳しい流れ。
同じ展開になるか、否かがカギ。

信頼度
【D】 ヒモ混戦
頭は一定の信頼がおけそうだが、展開が読めず、混戦。

推奨馬券
3連単 
軸1頭1着ながし:
18=08,02,17,01,12,11,16
(42点)

 予想本文 

 これまで抜群の安定感を誇っていた3強のうち2頭が大敗してしまい、アンライバルドが圧勝と、極端な結果になった皐月賞。これにより敗れた2強は一気に人気を落とし、アンライバルドの一本かぶりのレース構成になってしまった。
その背景には、単純にいえばレースの質が全く変わったことに対応できず、持ち時計の限界を露呈してしまったこと。
皐月賞は決してハイペースではなかったが、G1独特の一切息つくところがないレースになった。
こういう流れは、3歳馬のどの馬もまだ経験がないため予想としても未知のものではあったが、その中で全く末脚が繰り出せなかったという事実は大きい。
ただ、1戦だけでそれを決定づけることはできず、また、今回のレースも同じ様な流れになるとは限らない。
特に距離が伸びるだけに、どこかで息をつく展開になりそうで、この敗れた2強と新興勢力の取捨が大きなポイントになりそう。

 皐月賞であれだけもの凄いキレをみせられたら、逆らう余地もないアンライバルド
Goサインが出てからの瞬発力は凄まじく、皐月賞のシビアな流れの中でもあれだけの脚が使えるのだから舌を巻く。
ただ、個人的には皐月賞は絶対の自信があったが、今回は逆にやや不安も伴う。
確かに一瞬のキレは群を抜くが、長くいい脚を使うといったタイプではないだけに、直線長い東京コースでは、仕掛けどころが展開に委ねられる側面を持つ。
また、いわゆる"ダービーポジション"という好位を大外枠からキープできるかどうか。
さらに陣営は自信がある当日の天候による馬場悪化への対応。
とはいえ、地力を考えるとすべて些細なことでもあり、皐月賞よりは少しだけ割り引いた本命ということになる。

 対抗格にブレイクランアウト
前走のNHKマイルは大敗だったが、すべての馬が上がり34秒台という前が止まらなかった形。
皐月賞の敗戦組とは異なり、伸びなかったわけではく、この馬自身はきっちりと終いの脚は繰り出せている。
共同通信杯と同じような流れになる可能性も高く、そこでの圧勝実績はやはり恐い。
問題は距離だが、要は折り合いひとつ。
当日落ち着いていれば、積極的に買ってみたい。

 本命馬と同じタイプで、もしかすると同等の能力を秘めるのがアプレザンレーヴ
早い流れであっても、キレのある末脚が繰り出せる。
特に差しを覚えるようになって、競馬ぶりが安定し、東京コース2勝の実績はここでは胸を張れる存在。
同じ舞台設定でありながら、青葉賞組とこのレースとの連動性はいまひとつ乏しいが、それでも今の状態なら好勝負が期待できそう。

 対抗にブレイクランアウトを挙げたが、前走のNHKマイルCでそれを後ろから差したのがアイアンルック
折り合い懸念の分、距離対応に不安ありとみて印を下げたが、この馬もブレイクランアウトと同様の理由で、注意が必要。
やはり33秒台の脚を持つというのは大きな強みで、アンライバルドやアプレザンレーヴと同等のレースパフォーマンスを発揮する可能性がありそう。
人気次第ではこちらを上位に据えてもよいかもしれない。

 ロジユニヴァースの巻き返しはやはり恐い。
振り返れば先行馬とはいえ、上がりに34秒台がなく、早い持ち時計もなかったことは皐月賞大敗の伏線だったともいえる。
当然、ここで大きく評価を落とす形になるが、前走が真の姿だったかと言われれば当日は馬体減があったため、まだ疑問の余地は残る。距離が伸びてゆったりとしたペースになれば、再度この馬の出番がないとは言えず、特に先行脚質馬に目立った有力馬がいないことも有利に働きそう。

 リーチザクラウンにおいても前走はやはり息がつけなかったのはどうにも痛かった。
今回、行く馬が見当たらず、必然ハナを取りにいくことになるだろうが、かえってその方が自分のペースをつくれるのでよいかもしれない。

 アンライバルドを除いて皐月賞上位組は展開に乗じた形で、若干疑問があるが、それでも押さえには必要か。

 トライアンフマーチは母キョウエイマーチ、父スペシャルウィーク。
特に共通点とは言えないが、いやが応にもブエナビスタを彷彿させる。
前走の好走は決してフロックではなく、マイラーだった母とはいえ距離も対応できそうだが、展開がハマった感も否めず、追い込み一手ではこのレースは苦しいとみて、押さえまでに留める。

 セイウンワンダーは鞍上変更で新たな魅力が増すが、主戦には見捨てられた形。
距離不安もあるので、大きくは出れないが、それでも前走の内容は見どころがあり、無視まではできない。

【馬券と総評】
  今回は非常に難しい一戦。
大局の考え方としてもいくつかあり、どれを選択するかにもよる。
ひとつは皐月賞と同じ流れで今回も進むかどうか。
距離が伸び、馬場悪化懸念もあり、前走と同じようにはいかないのではないか。
とするならば、皐月賞人気馬の巻き返し、逆に上位入線馬の大敗も考えられる情勢。

 後はNHKマイルC。
こちらも独特のレースで逆に前残りの展開になり、後続は為す術もなかった。
今週から東京コースはCコースに変更になり、内枠有利はなくなった。

 前崩れだった皐月賞、前残りだったNHKマイルC。
この2つのレースが相反し、かつどちらも波乱だったため、上位入線馬と巻き返し人気馬の取捨を非常に困難にする。

 非常に中途半端は展開予想になったが、結局人気的に旨味のありそうなところを取る形で、上記予想になった。

 馬券は頭は固いとみて、アンライバルドの1着固定ながし。
アンライバルドから、ブレイクランアウト、アプレザンレーヴが相手の2頭軸マルチながしも可能なら押さえたい。


BACK NEXT

▲TOP